甘いものがやめられない

患者様のなかにも「甘いものが好きでやめられない!!」というお声をよく耳にします。
では、甘いものを欲してしまう原因は何なのでしょう?

なぜ甘いものほ欲するのか?

甘いものが食べたくなる時は、エネルギー源となるたんぱく質、炭水化物、脂質のいずれかが
不足していると考えられています。
チョコレートなど食べ始めると止まらなくなってしまう……
甘いお菓子が止まらなくなるのは、糖質と脂質を組み合わせたものを食べると
「βエンドルフィン」という脳内麻薬が出るから。
脳内麻薬が出ると、食べるのをやめられなくなってしまいます。
食べないでいるとイライラしたり、集中力がなくなったり、禁断症状が起こることも…。栄養素不足が慢性的に不足すると、それを補おうとして手っ取り早くエネルギーとして使える糖質を欲しがるのです。

また、ストレスを感じると抗ストレスホルモンである「セロトニン」を分泌しようとして糖分を欲しくなります。

東洋医学からみた「甘味」

東洋医学では「甘」により脾は栄養されるとされています。
脾の働きは食べたものから栄養分と水分を摂り分け、栄養分を吸収します。

しかし、ストレスや疲労、暴飲暴食、間食などが続くと脾は弱り、体は栄養不足となります。
弱っている脾を補おうとして、体は「甘味」を常に欲する状態となってしまうのです。
この「甘味」には最終的に糖質となるご飯やパンなどの炭水化物も含まれます。
炭水化物、糖質は適量であれば体を動かすエネルギーになるのですが、
それ以上摂ると体の中で「湿」として体の中の流れを重くして、むくみとなり溜まってしまいます。
やがて、それが「血」の滞りである「瘀血」となり、体の不調へと繋がっていきます。
婦人科系疾患では子宮内膜症、子宮筋腫、子宮腺筋症、チョコレート嚢胞へと結びつく恐れがあるのです。

甘いものを控えるには?

東洋医学の五行論では
脾は黄色い食べ物に分類されます。
弱った脾を補うには黄色い食べ物を食べると良いとされています。

過剰な甘みの摂取により、弱っていた脾にさらなる甘みが集まると状況は悪化してしまいます。
このように暴走している脾には相生の関係である心に配当する赤色の食べ物を。
また、相克の関係である肝を元気にする青(緑)色の食べ物を食べます。
そして、暴走した脾は「腎」に波及し、骨がもろくなり、毛髪が抜け落ちるようになります。「腎」を強くし、暴走した「脾」に負けないよう黒色の食品を食べましょう。

青(緑)…ほうれん草、ブロッコリー、枝豆、きゅうりなど
赤……肉、魚、人参、トマト、クコの実など
黒…しいたけ、ごぼう、海藻、黒米、黒豆など
黄…大豆、かぼちゃ、さつまいも、トウモロコシなど

 

 

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不妊治療専門 北堀江アクア鍼灸治療院
院長 松本茂文

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