大阪市西区にある不妊治療を専門とした鍼灸院

妊活の遠回りを避けるためにしてほしい事。それは基本検査です。
まずは今のあなたとパートナーの状態をしっかりと知ることが大事です。今の状態を知ることによって妊活の遠回りを避ける事が出来ます。
今回は受けてほしい検査と詳しく内容の説明をご紹介しますね。

①血液検査

生理から3日後の血液検査で女性の生理サイクルに関係する基本的なホルモンバランスをみます。

FSH(卵胞刺激ホルモン)という「卵を育てろ」と命令するホルモンと、LH(黄体形成ホルモン)という排卵を誘導するためのホルモン。この２つの量のバランスをみます。
生理から3日目前後の時期は通常FSHのほうがLHよりも高くなっているのですが、逆転してLHのほうが高い方がいらっしゃいます。
この数値の逆転現象があると多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)の疑いが出てきます。

通常卵子はその生理の周期につき1個の排卵です。いくつかの卵子が育っていき。その中の最優秀の卵子が排卵されます。排卵するための卵が育ちすぎている。そして優秀な1つが絞り切れずに排卵障害を起こす。これが多嚢胞性卵巣症候群です。
FSHの数値が高すぎても卵胞が育たずに排卵障害が起こっていたりします。これは卵巣機能の低下を考えます。

女性ホルモンの数値

卵子が育っていくためには女性ホルモンがたくさん分泌されることが大切になってきます。この女性ホルモンには
・卵子を育てる
・子宮内膜を厚くする
・経管粘液を増やす
という働きがあります。女性ホルモンがしっかりとつくられているかも血液検査で判断します。

甲状腺のホルモン値

甲状腺ホルモンに異常があると、卵子を成長、排卵させるホルモンにも影響を与えます。卵巣機能の目安になるAHMも血液検査で調べます。

その他、性感染症と呼ばれるエイズ、クラミジアなどの検査、肝炎などの感染症の検査も行います。

以上が血液検査で調べる基本的な項目です。

②超音波・エコー検査

生理中に血液検査と同時に行う事が多いにですが、超音波によってあなたの卵巣の状態がみることが出来ます。生理3日目くらいからでもその周期に排卵に向かっていくつかの卵子が育ちはじめているか確認することが出来ます。
そして、生理から10日目くらいに再びエコーで卵胞の状態をみてもらいます。
排卵へ向けてしっかりと卵が育っているか確認し、タイミングの必要なおおよその排卵日の予測にもつながります。
最後に排卵日の予想を過ぎたころに卵胞検査をする事によってその周期に排卵できたかが分かります。
またエコーによって内膜の厚さも確認できます。

③卵管通水・卵管造影検査

卵管の検査です。今までに手術歴や出産経験があったりすると卵管が狭くなる狭窄状態になっていたり、詰まって閉塞している事があります。
卵管はあなたの卵子とパートナーの精子が出会う場所であり、着床までの分割、育っていく場所です。詰まっていたりすると当然物理的に出会えませんので注意が必要です。

では続いてパートナーの精子検査についてです。

男性の検査

まとめ

基本検査を行うことは早く授かるための一つの近道。
ひとつ注意して頂きたいのは、検査でなんらかのホルモン異常、基準値との差異が見つかった場合、クリニックによっては安易にホルモン補充をすすめられるケースがあります。ホルモン補充が悪いわけではないのですが、まずはあなたが自力で出来る対策をとってみてくださいね。
ホルモンバランスが崩れているということは今のお身体に不調があるのかもしれません。「妊娠しやすい身体を作っていく」これを大事にして頂きたいです。
鍼灸治療で、夫婦で健康な身体作りをしていきませんか？？
妊活のすすめ方など、お悩み等ございましたらお気軽にご相談くださいね。