寒暖差アレルギーと妊活

最近よく聞くようになった「寒暖差アレルギー」
10月に入り秋らしくなってきていますが、昼間はまだ日差しがきつく最高気温と最低気温が10℃も差がある日も多いですね。

このように寒暖差が激しくなると、鼻がむずむずしたり、サラサラな鼻水がでるなどのアレルギー症状が出てくる人がいます。

この寒暖差でアレルギー症状がでるのには「自律神経」が関係しています。
自律神経は妊活とも関係の深い体の機能です。

自律神経は「交感神経」と「副交感神経」の2つからなります。

人間の体は寒い時は交感神経が働き熱を逃がさないように血管を収縮させます。逆に暑い時は副交感神経が働き熱を逃がすために血管を広げます。また汗をかくことでも熱を逃がそうとします。このように私達の体温を調節しているのが自律神経です。

しかし、気温差が7℃以上あると自律神経が適切な対応ができなくなり、乱れやすくなります。

その結果、鼻の粘膜の血管が収縮と拡張を繰り返し、くしゃみや鼻水がでるのです。

自律神経と妊活の関係

自律神経は体温調節だけでなく、内臓の働きや血流にも関係しています。

胃や腸の消化吸収の働きは私達の意思とは関係なく働いています。まさに自律神経が動かしているからです。もちろん、子宮や卵巣などの生殖器もそうです。

また、血管の収縮と拡張をコントロールすることで血の流れをよくしています。

しかし、自律神経が乱れることで、内臓の働きが低下し、血流も悪くなります。
すると、子宮卵巣の働きにも影響し、また血流が悪くなることで必要な栄養素やホルモンも滞ることになります。

このように、自律神経が乱れることは、卵子や精子の質に影響し、着床障害、流産に繋がる可能性もあります。

自律神経を整えるために

●まずは規則正しい生活が大切
寝る時間や起きる時間、食事の時間も出来る限り、毎日同じ時間の方が自律神経が整いやすいです。

●寒暖差の影響を少なくする
温度調節のしやすい服装にしたり、ストールや靴下などで首や足首を冷やさないようにしましょう。

●深呼吸をする
呼吸は無意識にしているものですが、意識して行うこともできます。
これは自律神経が影響している働きの中で唯一、私達がコントロールできることです。
呼吸を意識することで自律神経を整えることができます。

●鍼灸治療
体全体の機能のバランスを整えることで自律神経も整えることができます。
鍼灸治療は副交感神経にアプローチ可能なので、リラックス効果も期待できます。

 

季節の変わり目は体調を崩しやすいです。
これらに気をつけながら妊娠しやすいお身体をつくっていきましょう(*^^*)

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不妊治療専門 北堀江アクア鍼灸治療院
院長 松本茂文

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