妊活中の脂質摂取について
身体作りに欠かせない五大栄養素
タンパク質、脂質、糖質、ビタミン、ミネラル
妊活中の皆さんにもとても大切な栄養素です。
その中の脂質についてのお話です。
脂質とは
1g当たり9kcalのエネルギーを持つため、少量で多くのエネルギー源となります。
摂りすぎてしまうと脂肪として蓄積されてしまうので摂りすぎには注意ですが、本来脂質の役割は
・体温の保持
・内臓の保護
・肌にうるおいを与える
・正常なホルモンの働きを助ける
・細胞膜の材料になる
など様々な働きがあります。
脂質を構成する成分の1つに「脂肪酸」があります。
脂肪酸には種類があり、最近よく耳にする「トランス脂肪酸」や「オメガ3系」などがそうです。
気を付けて欲しい油
脂質は、女性ホルモンの働きを特に助けてくれています。
また細胞膜とは、卵胞はもちろん、卵子や精子も1つの細胞です。その周りにある膜がよい状態が望ましです。
なので妊活中にどんな油を摂取するかはとても大切です。
脂質(脂肪酸)にはたくさんの種類があり、中には身体にはよくないものもあります。
- トランス脂肪酸
別名「プラスチック油」とも呼ばれ身体を老化に導く代表的な油です。
体内で活性酸素や悪玉コレステロールを増やす働きがあり、卵子や精子の質を悪くしてしまう可能性があります。
マーガリン・ショートニング・食用植物油などに含まれます。 - パーム油
飽和脂肪酸の1つ
カップ麵などのインスタント食品やポテチなどお菓子によく使われています。
日本では「見えない油」として実は一番多く消費されています。
原材料名のところに植物油、植物油脂と書かれているとパーム油を使っていることが多いです。 - サラダ油、キャノーラ油
遺伝子組み換えの作物を原料としていることが多い。
「遺伝子組み換えでない」と表示されているものを選びましょう。
原材料名を見て避けれるものは避けて下さい。
またオメガ6系は現代人は過剰摂取ぎみですので摂りすぎに注意です。
- オメガ6系
コレステロールを低下させ、動脈硬化を予防。
過剰摂取するとアレルギー症状の悪化や免疫亢低下になるので注意。
ごま油、ひまわり油、大豆油、コーン油など
では逆にどんなものをとることが望ましいのか、、
妊活によい油
- オメガ3系
血流改善やアレルギー症状の抑制など重要な働きをしてくれます。
α-リノレン酸→しそ油・えごま油・アマニ油など
DHA→マグロ、ブリ、サバ、ウナギ、サンマなど
EPA→マイワシ、マグロ、サバ、ブリ、うなぎ、サンマなど - オメガ9系
腸の働きを活性化させ便秘の改善に効果的。
オリーブオイル、アボカド、イワシ油など
これらを積極的に摂るようにしましょう!
まとめ
普段、料理などに使っている目に見える油は脂質の摂取のうち20%ほどしかありません。
使っている油を変えることはもちろんですが、大事なのは目に見えない油の摂取を意識することです。
インスタント食品やレトルト食品はとても便利ですが、原材料名を見て何が入っているのかを確認することで知らず知らずのうちに体によくない油の摂取を避けることができます。
私達の身体は、日々口にする食事から作られます。
そして未来のお子さんの身体作りも今のご夫婦の食事からなります。
今からご夫婦で毎日の食事を見直してみてください(^^)
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不妊治療専門 北堀江アクア鍼灸治療院
院長 松本茂文
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