東洋医学からみた女性の身体

自然の外気「風・暑・火・湿・燥・寒」がもたらす病

六淫(りくいん)とは?

季節や気候の変化から様々な影響を受けている私達の身体。

健康を維持するためには季節を無難に過ごすことが大切です。

自然の外気「風・暑・火・湿・燥・寒」が、身体へ刺激となり

病気を引き起こす原因となったものを「六淫(りくいん)」と呼びます。

外部環境(主に気候の変化)から病気を発病させる婦人科疾患もあります。

特に婦人科疾患では「寒・熱・湿」からの要因が深いと言われています。

◆寒邪

一番多いのは、寒さを受けたり、生もの・冷飲食物を過食したり、雨に濡れたりして

体を冷やすと気(エネルギー)の流れが滞り、血が凝結しやすくなる。

婦人においては、月経が1週間以上遅れたり、周期が延長したり

生理痛・無月経、おりものが増えたりなどが起こりやすくなる。

◆熱邪

暑さを感じると、怒りぽくなったり、イライラが極まったり、

辛いものを摂りすぎたりすると血行がさかんになり出血したりする。

婦人科においては、月経時期が1~2週間以上早くなったり、生理の出血量が増えたり

不正出血が起こりやすくなる。

◆湿邪

アルコールや水分を過剰に摂ってしまうと湿気が体に溜ます。

また、暴飲暴食によって胃腸の働きが低下し、体がむくんだりします。

婦人科においては、おりもの・つわり・妊娠中の足のむくみなどが出現します。

その他の要因

自分の母・父から授かったエネルギー(先天性の元気)が不足していたり、

早婚多産・房事過多は、生殖機能の衰えに繋がる。

また、妊娠中の過重労働は胎児の発育に損傷をきたすと言われています。

このように生活環境が知らず知らずのうちに妊娠を遠ざけているかもしれません。

妊活は、まず生活習慣や環境から見直すことが何よりも大切です。

当院では、授かる為の生活習慣について詳しくアドバイスさせて頂いております!