生理が来たら何日目に検査へ行くか不妊治療の通院前に確認しておきたいこと

著者:北堀江アクア鍼灸治療院

生理が始まった日から数えて、いったい何日目にクリニックへ行くのが正解なのか。不妊治療を始めたばかりの方にとって、通院のタイミングや検査の流れは非常に分かりづらいものです。月経周期と排卵の関係、ホルモンの分泌タイミング、子宮や卵巣の状態に合わせた検査の必要性など、検査項目は複雑で、受診日を迷う方も少なくありません。


「生理が三日目を過ぎたら検査はできないのか」「採血や超音波検査のベストな日は何日目なのか」「採卵や胚移植の時期にズレが生じないか心配」など、通院や受診の判断に悩む声も多く聞かれます。こうした悩みは、タイミングを誤ると周期全体の治療スケジュールに影響が出ることがあるため、放置できない不安要素です。


実際、当院では月経周期の把握や来院タイミングに関して、初診時から明確な流れを説明し、予約の取り方や来院時間の目安まで丁寧に案内しています。体外受精や人工授精などの治療段階に入る前にも、周期ごとのホルモン値や排卵の動きに応じて検査や通院日を指定する必要があります。


不妊治療において生理何日目に通院すべきかを軸に、受診スケジュールの考え方や検査内容の目安、記録の仕方まで詳しくご紹介します。読み進めていくことで、あなた自身の周期と治療内容に合った判断基準が見つかり、迷いのない治療スタートを切るための道筋が明確になります。


不妊治療専門の鍼灸で健康な妊娠をサポート – 北堀江アクア鍼灸治療院

北堀江アクア鍼灸治療院は、鍼灸を通じた不妊治療に特化し、平均3か月での妊娠達成を目指しています。身体の自然な力を引き出すため、独自の東洋医学的アプローチを採用し、心身のバランスを整えることに重点を置いています。個々の状態に応じた治療プランを提供し、患者様の健康的な妊娠と出産をサポートいたします。不妊にお悩みの方に安心と効果を提供するため、最新の知識と技術を駆使し、丁寧なケアを心がけています。

北堀江アクア鍼灸治療院
北堀江アクア鍼灸治療院
住所〒550-0014大阪府大阪市西区北堀江1丁目13−4 サン・システム堀江公園前ビル 9階
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不妊治療で生理の何日目が関係するのかを理解する

月経周期とホルモンの動き

女性の体は月経周期を通じて、ホルモンの働きに応じた変化を繰り返しています。不妊治療ではこの周期の流れを正確に把握することが基本となり、特に生理が始まってからの「何日目」に注目することが非常に重要です。排卵や受精、着床といった妊娠に必要な過程はすべて、このサイクルに沿って準備されています。とくにエストロゲンとプロゲステロンという2つのホルモンの変動は、治療のタイミングや手法を決める上で大きな判断材料となります。


月経周期は個人差がありますが、一般的には生理が始まった日を1日目として数えます。周期の前半、つまり生理開始から約2週間ほどが卵胞期と呼ばれ、この期間に卵胞が成長していきます。その間、卵胞刺激ホルモン(FSH)の分泌が増加し、卵胞が成熟することでエストロゲンの分泌も活発になります。これにより子宮内膜が厚くなり、受精卵を迎え入れる準備が始まります。


この流れは不妊治療においても極めて重要で、例えば人工授精や体外受精などの施術はホルモンの分泌状態を正確に把握したうえでスケジュールが組まれます。ホルモンのバランスが乱れている場合、排卵がうまくいかず、妊娠のチャンスを逃してしまうこともあるため、周期の初期段階からの管理が求められます。


月経周期の中でどのようなホルモンが関与しているのか


生理周期の日数主なホルモンの働き体内の変化
1~5日目エストロゲン分泌低下子宮内膜が剥がれて生理が始まる
6~12日目エストロゲン分泌増加卵胞が成長し、内膜が厚くなる
13~15日目LHサージによる排卵排卵が起こり、精子との受精が可能な状態に
16~28日目プロゲステロン優位着床準備が進み、妊娠しなければ内膜が剥がれる


何日目にどのような体の変化が起きるかを知ることは、不妊治療を効率よく進めるうえで大きな助けになります。自身の周期を記録しておくことで、通院や検査のタイミングを最適化でき、治療の成功率を高めることにもつながります。


排卵に向けた体の準備と通院の時期

不妊治療では、排卵のタイミングを見極めることが成功への第一歩です。生理周期の中盤に差し掛かると、体は排卵に向けて一連の準備を開始します。卵胞が成熟し、黄体形成ホルモン(LH)の急激な増加が引き金となって排卵が起こるのがこの時期です。こうした体の変化を把握することで、通院のスケジュールも理にかなったものになります。


排卵は通常、生理開始から数えて約14日目前後に起こりますが、個人差があるため毎月ぴったりとは限りません。そのため、超音波検査や血液検査などを活用して、排卵の兆候を確認する必要があります。医療機関では排卵日前後に複数回の検査が行われることが多く、排卵を正確に捉えることで人工授精やタイミング法の成功率が向上します。


排卵時期に近づくと、子宮頸管粘液の量や質にも変化が見られるため、基礎体温や排卵検査薬を併用して自分自身で確認する方法もあります。ただし、自己判断には限界があるため、医師のサポートを受けながら進めることが望まれます。


通院時期の目安


生理周期の日数通院の目的検査内容または治療の準備
7~10日目卵胞の発育確認超音波検査により卵胞サイズを測定
11~13日目排卵の兆候確認LH値やエストロゲン値の血液検査
13~15日目排卵当日の対応タイミング指導、人工授精の実施など


排卵に向けた体の動きは非常に繊細で、毎日の変化を丁寧に観察することが求められます。特に排卵前後は通院の回数が増えるため、あらかじめスケジュールを調整しておくとスムーズです。排卵時期を正確に捉えることは、不妊治療における成功のカギを握る大きなポイントです。


周期に応じた検査や判断の違い

不妊治療では、生理周期の何日目かによって行われる検査や判断の内容が大きく変わります。これは、ホルモンの分泌や子宮の状態が周期の各段階で異なるためです。卵胞の大きさや内膜の厚さを確認するタイミングは限られており、適切な日に実施しなければ意味のあるデータが得られません。


生理開始から間もない時期には、ホルモンの基礎値を測定する検査が行われます。これにより、治療方針や刺激法の選定に役立つ情報が得られます。中盤では卵胞の成熟度をチェックし、排卵のタイミングを見極める超音波検査が中心となります。後半になると黄体機能の評価や着床環境の確認が主な目的になります。


それぞれの周期に対応した検査の違い


周期の日数主な検査内容判断や次の治療ステップへの影響
1~5日目ホルモン基礎値の血液検査FSH・LH・E2のバランスを確認し刺激法を決定
6~12日目超音波による卵胞と子宮内膜の確認排卵誘発の有無や人工授精の時期を調整
14~21日目黄体ホルモン(P4)や内膜状態の評価着床の可能性を判断し、次周期の方針を検討


どの段階でどの検査を行うかは不妊治療の戦略に深く関わります。無駄のない受診や検査のためにも、自分の周期と医師からの指示を正確に記録し、治療の質を高めることが大切です。周期に応じた正しい判断がなされることで、より効果的な治療につながります。


生理1日目かどうかを判断するための基準

医療機関での生理1日目の扱い

不妊治療の開始において、生理が始まった「1日目」がいつであるかを正確に見極めることは、非常に重要な要素です。しかし、出血の仕方や色によっては判断が難しいケースも多く、自己判断だけで進めるのは適切とは言えません。茶色っぽい出血やごく少量の出血が見られる場合には、注意が必要です。


一般的に医療機関では、生理1日目とは「新しい周期の始まりとなる、鮮血の出血が見られた日」と定義されています。夜間に少量の茶色い出血が見られた場合、それを生理の始まりとはせず、翌日朝から鮮血がはっきりと確認された時点を1日目とカウントすることが多いです。ただし、個人差があるため、医師の判断を仰ぐことが安心です。


判断が難しいケースでは、医師が問診と過去の月経状況を踏まえて総合的に判定を行います。そのため、不明瞭な場合は自己判断せず、電話などで医療機関に相談することが推奨されます。生理の開始日を誤ると、排卵の予測やホルモン検査の時期がずれてしまい、治療計画に影響を与えるおそれがあるためです。


出血の種類や量に関する判断基準


出血の状態医療機関での扱い生理1日目とするかどうか
茶色の出血のみ内膜の剥がれ始めとみなされるが、生理開始とは言わないことが多いいいえ
少量の鮮血が1回出た観察を継続するよう指導される医師の判断による
日中に持続して鮮血が出る生理開始と認識されることが多いはい


日常生活の中で生理開始と感じるタイミングと、医療機関が治療上の起点とするタイミングには差がある場合があります。不妊治療ではホルモン剤の投与や検査などが厳密なタイミングで行われるため、少しでも迷う場合には記録を残し、医師に正確に伝えることが大切です。


基礎体温と出血のタイミングを照らし合わせる

生理の1日目を見極める際には、基礎体温の変化も有効な判断材料となります。基礎体温は低温期と高温期の二相に分かれており、排卵を境に高温期へと移行します。その後、妊娠が成立しなければ高温期は終了し、体温が下がって月経が始まるというのが自然な流れです。


高温期から低温期への切り替わりが確認できると、排卵が終わり、生理の準備が始まっていることを示しています。そして、体温がはっきりと低下した後に出血が見られた場合、それが生理の1日目と捉える目安となります。体温と出血の順序を正確に把握することで、誤った周期カウントを避けることができます。


ただし、体温がじわじわと下がるようなケースや、一時的な体温変動によって判断が難しいこともあるため、1日だけで判断せず、数日間の推移を見ることが必要です。出血の量が少ないうちは記録だけをしておき、様子を見る姿勢も重要です。


体温と出血のタイミング


体温の変化出血の有無生理1日目の可能性
高温期が続いている茶色の出血ありまだ生理とはいえないことが多い
高温期から低温期へ明確に移行鮮血の出血がある生理1日目と考えやすい
体温が下がり続ける出血が数日遅れて始まる出血開始日を1日目とする


基礎体温と出血のタイミングを併せて観察することで、より確実に生理1日目を見極めることができます。治療においては、排卵誘発剤の投与や受診日程を決定するうえでこの情報が非常に重要となるため、毎日の体温測定と正確な記録が欠かせません。


周期が乱れがちな人の受診のすすめ方

生理周期が安定しない人にとっては、1日目を正確に判断することが難しくなる場合があります。月によって周期がずれる、出血の仕方が一定しない、無排卵の可能性があるなど、個々の状態によって適切な対応が必要です。不妊治療を行う上では、こうした不安定な周期でも正確に診断し、対応するための工夫が求められます。


まず重要なのは、周期の変動を正しく把握するために、基礎体温表や月経記録アプリなどで毎月の記録をつけることです。これにより、医師が周期の全体像を把握しやすくなり、ホルモンバランスの異常や排卵障害の有無も判断しやすくなります。出血の特徴(色、量、持続時間)も記録しておくと、生理かどうかの判断に役立ちます。


不安定な周期で受診する場合、医師との相談で診断基準を柔軟に調整することがあります。ホルモン検査を複数回に分けて行う、超音波検査のタイミングを個別に設定するなど、標準的なスケジュールにとらわれずに対応が進められるケースが多いです。


受診の際に持参するとよい記録や情報


持参すべき情報内容医師が確認するポイント
基礎体温表最低でも過去1〜2周期分高温期・低温期の変化、排卵の有無など
出血の記録色、量、持続日数などをメモ生理かどうか、ホルモン異常の可能性
前回の診察日と内容の記録前回の検査や治療内容をメモ継続的な治療計画への反映


不明瞭な周期や生理1日目の特定が困難な場合でも、継続的な記録と医師との密なコミュニケーションにより、適切な診断と治療の進行が可能になります。周期が安定しないからといって治療をためらう必要はなく、早めに相談し、正しい対応をとることが最善の第一歩となります。


生理3日目前後に行う検査内容を確認する

血液検査によるホルモンの測定

生理3日目前後に実施される血液検査は、卵巣の状態やホルモンの分泌バランスを客観的に把握するための重要なステップです。この時期は月経周期の初期にあたるため、体内のホルモン値が比較的安定しており、基礎的な状態を把握しやすい時期とされています。不妊治療においては、このタイミングでの検査が後の方針を決める基盤となります。


検査で測定される代表的なホルモンは、FSH、LH、E2の3つです。それぞれのホルモンには役割があり、数値の高低によって異なる背景が考えられます。FSHが高い場合は卵巣機能が低下している可能性があり、逆にE2が高すぎる場合は排卵に関係する内因性の変動が疑われることもあります。LHについては、排卵のタイミングや多嚢胞性卵巣の傾向などの指標として活用されます。


主なホルモンの役割と見方


ホルモン名主な役割数値から読み取れること
FSH卵胞の成長を促進し、卵巣の刺激を担う卵巣機能の低下があると高くなる傾向がある
LH排卵の引き金となるホルモン多嚢胞性卵巣の場合、FSHとの比率が崩れることがある
E2子宮内膜の厚みや卵胞の成熟を助ける値が高すぎると周期の乱れや卵巣腫瘍などが疑われる場合がある


これらの数値は、単体ではなく組み合わせて評価されることが一般的です。つまり、FSHが基準内でもLHとの比率が崩れていれば、診断内容が異なってくることがあります。検査結果は医師の判断によって統合的に分析されるため、数値だけを見て一喜一憂せず、必ず説明を受けるようにしましょう。


超音波で確認する卵胞と子宮内膜の状態

生理3日目前後には、血液検査とあわせて超音波検査も行われます。これは、卵巣にどれだけの卵胞が残っているかや、子宮内膜の状態が正常かどうかを視覚的に確認するための検査です。不妊治療においては、画像による確認が治療方針に直結する情報となります。


卵胞の数や大きさは、卵巣予備能の指標となり、排卵誘発剤の選択や量を決定する材料となります。小さな卵胞(5mm未満)が左右の卵巣に複数見える状態が望ましいとされており、その数が少ない場合は卵巣機能が低下している可能性も考えられます。子宮内膜については、この時期にまだ薄い状態であることが正常であり、将来的に厚く育つ余地があるかどうかを見極めることが目的です。


超音波検査で観察される代表的なポイント


観察部位評価される項目意味合い
卵巣卵胞の数と左右差、サイズ予備能や多嚢胞の可能性などを診断
子宮内膜厚み、構造、均一性着床環境として適切かどうかの判断に使用される
子宮や付属器ポリープや筋腫の有無など妊娠を妨げる要因の有無を確認


検査当日の持ち物や注意点

生理3日目前後の検査は、治療の初期段階に行われることが多いため、落ち着いて準備することが重要です。診察がスムーズに進むよう、持ち物や注意点をあらかじめ確認しておくと安心です。


まず持参すべきものとしては、基礎体温表や月経開始日を記録したメモなどが挙げられます。これらは医師が月経周期を把握するうえで重要な資料となるため、必ず準備しておきましょう。保険証や診察券、過去の検査結果があればそれも持参すると、問診や診断がよりスムーズになります。


服装にも配慮が必要です。超音波検査が内診で行われる場合、スカートやワンピースなど上下に分かれた服装が望ましいとされています。受診前に飲食の制限がある場合もあるため、事前にクリニックに確認しておくことが安心です。


当日の確認事項


確認項目内容
基礎体温表・メモ月経の開始日や体温の推移が記載されているもの
過去の資料血液検査結果や超音波画像などがある場合
服装の工夫検査がしやすい上下分かれた服装が理想
飲食の可否採血や内服の関係で制限がある場合がある


生理3日目を過ぎてしまったときの考え方

日程に遅れても通院できるのか

不妊治療では生理3日目前後の受診が推奨されることが多く、検査や治療の計画もその日数を基準に組まれています。しかし、実際には仕事や体調の都合などにより、通院が遅れてしまうこともあります。そのような場合でも、完全に治療ができなくなるわけではなく、生理4日目や5日目でも対応可能なケースがあります。


生理日数に多少のずれが生じたとしても、多くの医療機関では柔軟な対応が可能です。ホルモン検査については、生理開始から数日以内であれば十分に有効な結果が得られるとされており、3日目を少し過ぎても診療の範囲内とされる場合がほとんどです。医療者側も日常的にさまざまな事情を持つ患者と接しているため、まずは落ち着いて相談することが重要です。


遅れて通院した際に取られることがある対応の一例


通院日数のズレ取られる対応の一例
生理4日目通常通り検査を実施し、結果を医師が解釈して調整する
生理5日目必要に応じてホルモン補正や別日での再検査を提案される
生理6日目以降検査項目の一部を延期するか、次周期への繰り越しを提案


何日目までに行う検査の期限を知る

不妊治療における検査は、生理周期に基づいて計画されることが多く、「何日目に何をするか」という指標が重要になります。そのため、検査や診療の目的によって、実施すべき日数の目安を知っておくことが、スムーズな治療の第一歩になります。


ホルモンの測定は一般的に生理2日目から3日目の間に行うとされていますが、生理4日目でも許容されることが多く、緊急性が高くない場合にはこの範囲での調整が可能です。一方で、排卵予測のための超音波検査や子宮内膜の観察は、日数が進むにつれて状態が変化するため、日程を守ることが求められる場面もあります。


代表的な検査と推奨される受診タイミング


検査項目推奨される実施タイミング日程の柔軟性の有無
ホルモン測定生理2日目〜4日目多少の遅れは許容される
卵胞チェック生理10日目以降〜排卵直前排卵予定により変更の必要あり
子宮内膜の確認排卵後から生理前の数日排卵の把握が重要
AMH検査生理周期に関係なく実施可能任意のタイミングで受けられる


検査ごとに最適なタイミングや日数の柔軟性には違いがあります。大切なのは「何日目か」という情報を正確に医師へ伝えることです。それによって診療側も最適な対応を判断しやすくなります。


相談が必要なときに備えておきたい情報

生理日数のずれや不安を感じたときには、スムーズに相談ができるように事前の準備をしておくことが大切です。初診や久しぶりの通院時には、限られた診察時間の中で医師に必要な情報を伝えられるかどうかが、その後の治療計画に大きな影響を与えます。


相談に役立つのは、日々の体調や体温の記録です。市販の基礎体温表に記入する方法や、スマートフォンのアプリを使って記録する方法など、自分に合った方法で続けることが重要です。生理開始日、出血の状態、高温期・低温期の移行などの情報があれば、医師は患者の状態を客観的に判断しやすくなります。


相談時に備えておくとよい主な情報


準備しておく情報理由
生理開始日と出血の様子正確な周期の把握や生理1日目の判断に必要
基礎体温の記録排卵の有無やホルモン変化を推測できる
過去の検査結果比較により変化の有無を見つけやすくなる
使用している薬やサプリホルモンバランスへの影響を考慮する材料となる


医師に質問したい内容や不安に思っている点をあらかじめ書き出しておくことも役立ちます。忙しい診察の中では聞きそびれることもあるため、メモを用意しておくことで漏れなく伝えることができます。


生活と治療を両立するために考えること

仕事をしながら通院スケジュールを立てる

不妊治療を進めるにあたり、多くの人が直面するのが「仕事との両立」です。日々の業務に追われながら、周期に合わせて柔軟な通院が求められるため、通院回数の多さや急な診療変更に悩むこともあります。そのため、治療の計画と仕事のスケジュールを調整する方法を具体的に考えることが大切です。


診療が必要になる日としては、生理3日目前後、排卵日付近、排卵後のホルモン補充時期などがあり、周期の段階ごとに通院日数が異なります。毎月の勤務カレンダーにあらかじめ周期の予定日を記しておけば、休み希望や半休の調整がしやすくなります。


勤務スタイルごとに通院スケジュールの立て方を工夫した一例


勤務形態通院の工夫方法
フルタイム勤務午前半休を活用し、診察の早い時間帯に予約する
シフト制勤務休みが確定している日に合わせて排卵誘発などのタイミングを調整
在宅勤務昼休み中や就業前後に受診可能なクリニックを選ぶ


勤務スタイルに応じて受診タイミングの目処をつけておくと、突発的な変更にも対応しやすくなります。通院のたびに会社へ相談するのが難しいと感じる場合は、信頼できる上司や人事担当者に事情を伝えておくと、急な変更にも理解が得られやすくなります。


そして、職場の制度を活用することも忘れてはいけません。有給休暇や時間単位休、フレックスタイム制などを上手に利用することで、通院を理由に職場での負担を感じることなく治療を継続することが可能です。


予約時に意識したい時間帯や頻度

不妊治療において、通院頻度が増すタイミングがいくつか存在します。排卵誘発や採卵の時期は、数日連続して通院する必要が生じる場合があります。そのため、予約の時間帯や曜日をあらかじめ意識しておくことが、ストレスを軽減する鍵になります。


一般的に不妊治療を行うクリニックでは、早朝や夕方に診療枠が用意されている場合もあります。仕事前に立ち寄れる時間帯を選ぶことで、休暇を取得せずに治療を続けられる可能性が高まります。


通院が集中しやすい時期と、通いやすい時間帯を組み合わせた例


治療ステップ通院が必要な頻度推奨される時間帯
月経開始後のホルモン検査月1回程度(周期3日目前後)午前中早めの予約が望ましい
排卵誘発中の卵胞確認2〜3日おきに数回午後遅めまたは早朝診療枠の活用
排卵直前のhCG注射タイミングにより即日受診もあり柔軟に動ける時間を確保


治療ステップごとに必要となる受診頻度と、通いやすい時間帯を事前に把握しておけば、無理のないスケジュールで治療に臨むことができます。


初診や再診の際は診療に時間がかかることがあるため、余裕を持った時間帯を選ぶことも大切です。可能であればオンライン予約システムやキャンセル待ち機能を利用し、急な予定変更にも対応できるよう備えておくと安心です。


治療スケジュールに対する見通しをもつことは、生活全体のバランスを保つために欠かせない要素です。定期的に自身の通院記録を見直し、どの時期にどれだけの頻度で通院しているのかを振り返る習慣も、スケジュール調整の助けになります。


受診前に確認しておくと便利な内容

不妊治療においては、受診時の時間を有効に使うことが治療全体の質にも関わってきます。そのため、受診前に自分の状態や周期の進行具合、治療計画について確認しておくことが重要です。特に仕事と両立して治療を行っている場合、短時間で必要なやり取りができるよう準備することが求められます。


直近の基礎体温の変化や生理の開始日、出血の特徴などは、診察時に医師が治療方針を決める際の判断材料になります。前回の診療内容を簡単にメモしておくと、診察時にスムーズな会話ができるようになります。


受診前に確認しておくと役立つ情報


確認しておく内容活用される場面
生理開始日と日数周期の把握と検査実施日の調整
体温の変化とグラフ排卵予測やホルモン変動の目安
前回診察時の指示事項服薬や注射の確認、次回診察内容の理解
治療の希望や質問事項医師とのコミュニケーションに役立つ


治療計画の全体像を把握しておくことで、次回の通院日を予測しやすくなり、仕事や生活の予定とも調整しやすくなります。周期の中でいつ何の検査や処置があるのかを事前に知っておけば、突発的な通院にも焦らず対応できます。


クリニックによっては次回受診のタイミングを厳密に指示する場合もあれば、ある程度の幅をもたせて通院を推奨する場合もあります。そのため、自分の状態と照らし合わせながら柔軟に調整することが求められます。


受診前の準備や確認は、治療の効率化だけでなく、自分自身の安心にもつながります。限られた診療時間の中でも的確な判断を得るために、自分の状態をしっかり把握し、必要な情報を整理して受診に臨むよう心がけましょう。


まとめ

不妊治療を始めるうえで、生理が何日目かを意識した通院スケジュールの把握はとても重要です。月経周期やホルモンの分泌、卵巣や子宮の状態は日ごとに変化するため、検査や治療の精度を高めるには、そのタイミングを逃さず行動することが求められます。排卵の予測や採卵の準備、子宮内膜の厚さを測定する目的でも、最適な受診日は限られており、早めの計画が治療全体の質にも関わってきます。


不妊治療では、初診時からホルモン検査や超音波検査、採血などの手順が決まっており、生理が始まってから何日目に来院するかが大きな鍵となります。とくに体外受精や人工授精に進む場合は、卵胞の育ち方や子宮内膜の厚み、ホルモン値の変化を定期的にチェックするため、周期に合わせた通院の流れが必要不可欠です。これらの判断は専門の医師による指導のもとで行われ、患者一人ひとりの体質や過去の治療履歴をもとに調整されます。


自分の周期を正確に把握し、適切なタイミングで来院することで、余分な負担や時間のロスを防ぎ、安心して治療に集中できる環境が整います。予約の取り方や通院回数に不安を抱えている方も、スケジュールの全体像をつかむことで、先の見通しが立ちやすくなり、日常生活との両立もしやすくなります。


不妊治療は計画性が求められる医療であり、通院のタイミングを見極める力がその第一歩となります。小さな不安を放置することが、治療の機会を逃す原因になることもあるため、自分の身体と向き合う準備を早めに整えることが大切です。通院日を知ることは、妊娠への第一歩につながる小さな前進ともいえるのです。


不妊治療専門の鍼灸で健康な妊娠をサポート – 北堀江アクア鍼灸治療院

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よくある質問

Q. 生理1日目の判断はどのように行えば良いのでしょうか
A. 医療機関では通常、明確な出血が始まった日を1日目とカウントすることが多いです。少量の茶色い出血やおりもののような出血は含まれない場合もあるため、基礎体温の変化とあわせて判断するのが適切です。特に高温期から低温期への移行タイミングと照らし合わせることで、正確な周期の把握が可能になり、検査や治療のスケジュールにも影響を与えます。


Q. もし生理3日目を過ぎてしまったらどうすればよいですか
A. 生理4日目や5日目でも検査を実施している医療機関はあり、ホルモンの値や卵胞の育ち方を総合的に判断するため、遅れても受診できる可能性は十分にあります。ただし、採血によるホルモン測定では基準値に影響が出る場合もあるため、予約時に医師や受付に相談するのが望ましいです。スケジュールに不安があるときは、あらかじめ周期の記録をつけておくことで柔軟な対応がしやすくなります。