そのつらい症状マグネシウム不足かも?!

生理痛やPMSがつらい方は少なくないかと思います。
そんなつらい症状を緩和する為にも、今回はまず意識して摂っていただきたい栄養素「マグネシウム」について紹介します。

マグネシウムってどんな栄養素?

マグネシウムは「ミネラルの王様」と呼ばれており、たくさんの身体の機能に関わる重要な栄養素なのです。

マグネシウムは筋肉の収縮・弛緩をおこなったり、食べたものをエネルギーにかえたりします。
つまり、パワーの供給源なのです!
他にも神経のコントロール、心機能や血圧の調整など多くの効果をもっています。
実際に早産や不整脈、便秘などの処方薬にも使われています。
命に関わるミネラルといっていいでしょう。
神経や血液にも影響しているため、月経時に片頭痛で処方される薬も酸化マグネシウムなのです。
また、PMSの緩和に不可欠なセロトニンなどをつくるために必要なミネラルでもあります。

意外と多いマグネシウム不足

実際マグネシウムが足りている女性は2割ほどしかいないと言われています。
では、なぜこんなにも少ないのでしょう?!

マグネシウムは食材を精製することで、80~90%も損なわれてしまうからです。
精製とは、玄米を白米にしたり、胚芽パンを食パンにしたりすることです。
つまり、栄養が私達の口に運ばれる前になくなってしまうのです。
また、もともと日本の土にはミネラルが少なく、野菜などに含まれるミネラルが少ないことも原因の一つです。

他にもストレスなども影響しています。
ストレス負荷やアルコールの摂り過ぎによって、より多くのマグネシウムが消費されてしまうのです。
ストレス社会ともいわれる現代は、マグネシウムが不足しやすい環境だとも言えます。

マグネシウムの摂取量

マグネシウムの1日の摂取量は2成人女性で290㎎が理想です。
それぞれ食品に含まれる量は少ない為、少しでも増やすように意識していくことが大事です!
具体的には……
★アーモンド10粒 47㎎
★納豆1パック 50㎎
★豆乳200㎖ 50㎎
★しらす干し大さじ1 20㎎

食品以外では皮膚からも吸収されるので、お風呂にマグネシウムが含まれている入浴剤やにがりを入れても効果的です。

痛みを感じてから薬を飲むよりも、まずは普段からマグネシウムを摂れるようにしていきましょう。