ふ~っと一息、つきませんか?

新年度に入り、春の陽気が増してきましたね♪
この時期は生活環境の変化で心身ともに疲れやすくなる方が多いのではないでしょうか?

卒業や入学、人事移動と環境の変化に追いついて行くのは緊張を伴いますから、スムーズに心身を動かしていくのはストレスも溜まりますし、なかなか大変ですよね。そんな時の対処法としておすすめなのが「ため息」です。

「ため息」は身体からのメッセージ

ため息をつくと幸せが逃げて行ってしまうという言い伝えもありますが、大丈夫です!
ため息が出るタイミングは、脳内の酸素が足りてないよという身体からのメッセージです。ため息が出る時は抑え込まずに一息ついてくださいね。

東洋医学での「気」「血」「水」とは

ため息をついてしまうようなタイミングは、緊張から解き放たれた瞬間や、イライラしている時が多いのではないでしょうか?東洋医学ではこのような状態を「気虚」や「気滞」と言い、「気」に不調が起こりやすい状態になっていると言えます。

ではこの「気」とは一体何なのでしょうか。「元気」、「勇気」、「やる気」など、あらゆる場面で「気」という言葉が使われますが、東洋医学では身体の調子を整える上で大切な役割を担っているとされています。

この「気」を簡潔に説明すると、生命活動を営むエネルギーで、生体機能を維持する働きがあります。「気」は「血」、「水」とともに人の身体を構成する三要素です。

血は西洋医学の血液とは少し異なりますが、全身に養分を運び栄養する働きがあります。水は全身のあらゆる部分を潤し、生体の構造を維持する働きがあります。

この三要素は互いに影響し合いながら体内を循環し、バランスを調整することによって健康を保っています。つまりこの「気」「血」「水」のうち、1つの要素にその不調が起こると、他の2つの要素にも影響し、全身のバランスが崩れてしまうのです。

春は気が上へ向かいやすい季節です

気の具体的な作用としては、全身を温め、血や水、臓器を動かし、さらにそれらが体外に漏れないようにする、身体の構成要素を作る、病気の原因から身体を守るなど様々です。

例えば緊張によって気が滞ると、血の循環も悪くなり、胸や腹部が張ったり痛みを感じます。イライラや怒りといった感情は気を必要以上に上へと向かわせてしまい、めまいや吐き気、頭痛、動悸など、上半身を中心とした症状を引き起こす原因となってしまうのです

こうした状態が続くと自律神経のさらなる乱れに繋がり、ホルモンバランスにも乱れが生じてしまうので、妊活にとっても悪影響を及ぼしかねません。

対策

緊張しているな、ストレスを感じているなと思ったら、「気」が上へ向かいやすくなっている状態です。そんな時は「ふ〜っ」と一息、声も一緒に吐き出してみてください。全て吐ききったら、次は新鮮な空気を肺いっぱいに入れて、2,3回深呼吸をしてみましょう。

できれば外に出て、春の陽気を全身に取り込むイメージも一緒にしてみてください。上半身に滞っていた「気」が全身に巡り、血や水のバランスも整うので次第にすーっと気持ちが落ち着いてきますよ♪

女性ホルモンの分泌を正常化させるためにも、自律神経を整える呼吸法は大切です。  ため息と深呼吸を上手に使って、春のイライラする季節を乗り越えましょう!

 

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不妊治療専門 北堀江アクア鍼灸治療院
院長 松本茂文

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