子宮の健康を守るビタミンD
名前からもわかるようにビタミンDはこれまでビタミンだと思われていました。しかし、
近年の研究により、女性ホルモンや男性ホルモンの一種であると理解されるようになりました。なぜかというとセロトニン(しあわせホルモンと呼ばれる脳内ホルモン)と同じく日光を浴びることで、つくりだすことができるからです。
妊活にすごく大切!
妊活において、次のような研究データが出ています。
- ビタミンD濃度は子宮内膜の着床環境に関与している
- AMHが低い女性は、AMHが高い女性に比べて血中のビタミンD濃度が低い 傾向にある
- PCOS(多嚢胞性卵巣症候群)の女性はそうでない女性に比べてビタミンD不足が 多く、ビタミンDを補充することで排卵率が改善される
- 血中のビタミンD欠乏は体外受精での低い着床率や妊娠率に関連する
- 体内のビタミンD濃度が正常な女性は、不足している女性より体外受精の妊娠率が 上昇していた
- ビタミンD不足は初期流産のリスク上昇と関連する
- 習慣性流産の女性はビタミンD欠乏が多く、免疫異常のリスクも高い
- ビタミンD欠乏の男性の精子は、精子運動率や前進精子運動率、正常精子形態率 が低い
ビタミンD足りてますか?
毎日魚を食べていますか? 日光浴を週に3回、30分以上できていますか?
できてない人がほとんではないでしょうか?
血液検査をしてみないと正確にはわからないですが、魚離れや日焼け止めの普及などで 日本人のほとんどがビタミンD不足だと言われています。 ビタミンDは鮭やさんま、しらす干しなど魚類に多く含まれています。他にも、キノコ類にも多く含まれています。厚生労働省では摂取目安が8.5㎍とありますが、不足している人や日焼けが気になるので日光浴はちょっと・・・という方は1日25~50㎍ほど摂るのがおすすめです。食事でとるのが大変な方はサプリメントを頼ってもいいと思います。
摂りすぎが気になる方もいらっしゃると思いますが、だいたいのサプリメントが一粒25㎍ 太陽光に30分日焼け止めなしで当たったとして、約10㎍が作られます。1日の耐容上限は100㎍だといわれているので、余程のことがない限り摂りすぎにはならないでしょう。
最後に
ビタミンDは女性の健康にとっていいことだらけです。生理痛やPMSの軽減はもちろん、自然妊娠や不妊治療の成功率を上げて、流産を食い止めるなどの働きがあります。
つまり、子宮の健康を守ってくれます。もしかして、足りていないかも・・・という方は、今日から食卓に魚料理を一品増やしてみるのもいいですね。
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不妊治療専門 北堀江アクア鍼灸治療院
院長 松本茂文
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