妊活中におススメ血液検査3選

自分の栄養状態を知ろう!!

原因不明不妊の方には、こちらの栄養検査をおすすめしています。

特に私は鉄を重視していて、日本人の女性は厚生労働省のデータでも

鉄不足の方がほとんどです。これは妊娠に至る事ももちろんですが、

女性の健康・胎児の安全・産後の回復にも重要です。

妊活中におススメ血液検査3選

①フェリチン

お身体の状態を把握するために、治療前にその方の脈・舌・お腹の状態を必ず診ます。

脈の強さや弱さは、人によって異なりますが、

特に脈が弱い方は「フェリチン」が不足している方が多いです。

フェリチンは細胞質に存在する鉄と結合しているタンパク質で、貯蔵鉄を表します。

アメリカの基準で言うと100を超える日本人女性はたったの1%しかいない!!!

・日本人女性の基準値 6.4~167.1(ng/mL)

・妊活的基準  最低80以上(100を目指してもいいぐらいです。)

※炎症で高値になっている場合もあります。

②ビタミンD

ビタミンDが不足すると、体外受精の妊娠率低下・妊娠合併症や

新生児の発達障害のリスクが高くなるとの報告があります。

・日本人女性の基準値  30(ng/mL)以上

・妊活的基準  50(ng/mL)以上

※過度のサプリメントの摂取はお控えください。

③銅亜鉛

妊娠しづらい女性は亜鉛が低く、銅が高い傾向にあると報告があります。

最近この検査を行う不妊クリニックが増えてきているようです。

特に精子の生成に必要なため、男性も勧められます。

・基準値 

血清亜鉛80~130(μg/dL)

亜鉛/銅  1.0(亜鉛>銅が良い) ※亜鉛と銅は拮抗します。

まとめ

残念ながらほとんどの方が基準に達していない方が多くいらっしゃいます。

基本的には食材から栄養を取り入れる事をおすすめしますが、

サプリメントから摂取しても大丈夫です。

自分の身体を知って授かりに近づきましょう!!