東洋医学と妊活
はじめに
東洋医学は人間と自然を一体としてとらえる思想です。
物事を行うにはそれに適した「時」があり、自然と調和して生きることを大切にしています。「結婚したらすぐに子どもができる」と思われる方もおられますが、それは違います。なぜなら、ママやパパになるための体と心の準備にはある程度、時間がかかるからです。病院に行くことだけが妊活ではありません。東洋医学的に赤ちゃんを迎える準備として何ができるか考えていきたいと思います。
カラダの準備
東洋医学では、人間は両親からもらうエネルギー【先天の気】と食べ物や呼吸から取り込むエネルギー【後天の気】を持つと考えます。
もともとの先天の気が足りなくても後天の気で補うことができます。しかし昨今、養生が十分でないため身体づくりができてない方が多いです。命を授かり、育てていくには大きなエネルギーが必要です。
お母さんとお父さんがパワー不足では子どもに十分なエネルギーを送ることができません。まずは、パワーの充電が必要になってきます。冷えがある方は原動力が足りていないことになりますので、お灸などをして熱のエネルギーを入れれば身体が温まります。ほかにも食べ物など、季節の食べものを取り入れ自然からのエネルギーを取り入れることができます。これも一つの妊活になるのです。
ココロの準備
赤ちゃんを迎えたいと思ったら、子どもがいるような雰囲気を作っていくことも大切になります。料理はお酒のおつまみのようなものではなく、子どもに食べさせたいものを作ります。旦那様もゲームをずっとしていないで家事をするなど、家に赤ちゃんがいたらどのような生活になるだろうと想像しながら家庭を作っていくことも大切な妊活になるのです。
環境が変わると心も変わっていきます。環境と自分はお互いに影響しあって、その間のエネルギーが循環しています。そこに子どもの波動を入れる、すなわち家に赤ちゃんがいるよな状態を作れば自然と赤ちゃんがやってきてくれるのです。
最後に
東洋医学とは人間と自然を一体としてとらえる思想です。天と地と人はお互いに影響しあいながら動き、環境は人間を変え、人間が変われば環境も変わります。病院に行くことだけが妊活ではありません。鳥が卵を産む前に巣を作って準備するように、子どもができる前提で心と身体の準備をして赤ちゃんを迎えるということは、忘れがちですが大切なことだと思います。
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不妊治療専門 北堀江アクア鍼灸治療院
院長 松本茂文
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